第39回研究会

日 時 : 2023 年 9 月 17 日(日) 9:30 ~ 12:30 (受付・入室 9:00~)

会 場 : ハイブリッド開催【WEB 開催(Zoom 使用 川崎医療福祉大学から配信)+現地開催】

川崎医療福祉大学 本館 6 階 6304 教室

参加人数69名(内訳:WEB参加52名,参加17名)

プ ロ グ ラ ム

9:30 ~ 9:35 開会の挨拶

9:35 ~ 10:35 特別講演 (講演 50 分、質疑応答 10 分)

「視能訓練士が知っておきたい神経眼科診療のポイント」

川崎医科大学眼科眼科学2  准教授 古瀬 尚 先生

10:35 ~ 10:40 休憩

10:40 ~ 11:40 教育講演 (講演 50 分、質疑応答 10 分)

「視野と視野計」

新潟医療福祉大学 医療技術学部 視機能科学科 教授 前田 史篤 先生

11:40 ~ 11:50 休憩

11:50 ~ 12:20 演題発表(口演 7 分、討論 3 分) 30 分

1)円錐角膜において角膜屈折力の評価誤差により白内障術後にrefractive surpriseを認めた一例

井上眼科 竹原 弘泰 先生

2)Toric眼内レンズ選択における角膜乱視の分布

倉敷成人病センター 井上 崇 先生

3)眼科手術室内における人工知能の活用と成果

ツカザキ病院 石飛 直史 先生

12:20 ~ 12:30 情報交換、閉会の挨拶

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第39回研究会は、ハイブリット形式(WEB+現地)で開催されました。

特別講演では、川崎医科大学眼科学2教室 准教授、川崎医科大学総合医療センター眼科 副部長の古瀬 尚先生に「視能訓練士が知っておきたい神経眼科診療のポイント」と題し、眼球運動障害やその責任病巣を中心に実際の症例を交えながらご講演頂きました。ただ検査をするのではなく、責任病巣を推察しながら検査をする大切さや心因性と思われやすいVisual snow syndoromeは、真実の生理学的異常だということを考慮し、患者さんの対応や検査をするべきだということを改めて感じました。

教育講演では、新潟医療福祉大学 教授の前田 史篤先生に「視野と視野計」と題し、視野の歴史から視野計の原理、視野検査の本質に関わる受容野の概念、GPトレーナーや瞳孔視野計についてわかりやすくご講演頂きました。閾値を測るHFAの検査結果の信頼度は、丁寧に検査の説明をすることで高くなるということを知り、視野検査をするときの意識がとても高まりました。

演題発表では、3名の先生方にご発表頂きました。医療技術の進歩により、術後屈折誤差は小さく抑えられる時代になってきているが、患者さんの要望や期待はより大きくなってきている中、その期待に応えるため、質の高い安全な医療を提供するために日々努力をされている先生方の口演を拝聴し感動しました。

ご講演頂いた先生方ありがとうございました。

また、お忙しい中69名と多くの方にご参加頂いたこと感謝致します。

今後とも中四国視能訓練士会を何卒よろしくお願い致します。

 

文責 第39回研究会担当:今井 俊裕(川崎医科大学総合医療センター)

 

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